マルといっしょにお花見へ! 山陽電車「デブ猫電車」の運行開始 3区間で1日5往復、4月中旬まで

運行を始めた山陽電車のデブ猫電車。ヘッドマークを装着する職員=明石市二見町

 春の桜シーズンに合わせ、山陽電気鉄道(神戸市長田区)は18日、神戸新聞掲載の創作童話「かなしきデブ猫ちゃん」の主人公・マルのヘッドマーク(直径65センチ)を付けた車両の運行を始めた。4月中旬まで。

 この日は、明石市二見町の東二見車両基地でヘッドマークが装着された。兵庫編第1シリーズ「マルのはじまりの鐘」の最終回で使われた須磨浦公園(神戸市須磨区)のイラストがベースで、満開の桜の中を駆けるマルの姿と「山陽電車でエンジョイお花見」の文字が描かれている。

 阪神大阪梅田-山陽姫路の直通特急と阪急・阪神神戸三宮-山陽姫路、飾磨-山陽網干の普通車両に使用され、各区間とも1日約5往復。出発場所や時間は日によって異なる。3月29、30日には須磨浦公園で行われるイベントにマルと同電鉄公式マスコットキャラクター「ろっくん」が登場し、会場を盛り上げる。(藤原 学)

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