松本市長に臥雲さん再選 手腕問われる【長野・松本市】

17日投開票の松本市長選は、現職の臥雲義尚さんが再選を果たしました。松本パルコの後利用問題や少子化対策など、2期目の手腕が問われます。

■「バンザイ」

■臥雲義尚さん「ほっとすると同時にあすから全力で仕事をしなければいけないという気持ちでいっぱいです」

臥雲さんは松本市出身の60歳。5人が立候補した選挙戦では、4年間の実績を強調し支持を広げました。争点の一つとなったのは松本パルコの後利用について。臥雲さんは、賃料として年間3億円、20年間で60億円をパルコに支払い、図書館機能をベースとした公共施設を置くと訴えました。

■臥雲義尚さん「行政が主体的かつ積極的に関与するこれなくしてこの状況と向き合うことは出来ない」

賃貸契約は税金の無駄遣いと訴えていた菱山晋一さんを477票差で振り切り、接戦を制しました。

■菱山晋一さん「今回の選挙戦で私が訴えてきたことに対して多くの市民の人が賛成をして頂いた ぜひこのことを当選した臥雲さんには重く受け止めて頂きたい」

一夜明け、臥雲さんは改めて市民の理解を得ながら進める方針を示しました。

■臥雲義尚さん「土地を取得して/改修を含めて建物を取得する、あるいは解体をして新しい建物を建設する。(市民の)共感や納得を得た上で進めていかなければいけないと思っている」

当初の賃貸契約だけではなく、土地と建物の取得を含め検討していく考えです。松本市民は…

■20代「今2人目も(保育料が)安いけどかかっているので無くなったりとか小学校の給食費が無くなったりするとありがたい 毎月(の支払い)が減るので」
■70代「(松本パルコ)が無くなると前(の店舗)だって困るでしょ。一致団結していくような時代をぜひ先頭を切ってやっていただきたい」

午後には市の選挙管理委員会から当選証書を受け取りました。課題が山積する中、臥雲市政2期目の手腕が問われます。

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