EU上級代表、イスラエル非難 ガザで「飢餓引き起こしている」

[ブリュッセル 18日 ロイター] - 欧州連合(EU)のボレル外交安全保障上級代表は18日、イスラエルがパレスチナ自治区ガザで飢餓を引き起こし、これを戦争の武器として利用していると非難した。

ブリュッセルで開催されたガザへの人道支援に関する会議の冒頭、「ガザはもはや飢餓の瀬戸際ではなく、飢餓の状態にあり、何千人もの人々が影響を受けている」とし「これは容認できない。飢餓が戦争の武器として使われている。イスラエルは飢餓を引き起こしている」と述べた。

これに対し、イスラエルのカッツ外相は「イスラエルへの攻撃をやめ、(イスラム組織)ハマスの犯罪に対する自衛権を認めるべきだ」と反論。

X(旧ツイッター)への投稿で「(イスラエルは)支援を望む誰もに陸・空・海路によるガザへの広範な人道支援」を許可したが、ハマスと国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)の「協力」により、そうした支援が「暴力的に妨害された」と主張した。

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