松下知之(宇南高)パリ五輪内定 競泳男子400メートル個人メドレー 瀬戸大也らを一気にかわしてゴール

競泳男子400メートル個人メドレーで優勝し、パリ五輪出場を決めた松下=18日午後8時20分、東京アクアティクスセンター

 競泳のパリ五輪代表選考会第2日は18日、東京アクアティクスセンターで各種目が行われ、栃木県の松下知之(まつしたともゆき)(宇都宮南高)が男子400メートル個人メドレー決勝で派遣標準記録を突破する4分10秒04をマークして1位となり、日本水泳連盟が定める条件を満たして同種目の五輪代表に内定した。

 松下は37人がエントリーした予選を全体3位で通過。8人で争われた決勝は序盤のバタフライで出遅れたが、3番手で迎えた自由形の残り100メートルで一気に追い上げ、2月の世界選手権(ドーハ)で銅メダルを獲得した瀬戸大也(せとだいや)(CHARIS)らを一気にかわしてゴールした。

 本県関係のパリ五輪代表内定は4人目。競泳陣では松下が第1号。23日に決勝が行われる200メートル個人メドレーでも代表入りを狙う。

 松下は「前半は緊張して力んでしまった部分があったが、落ち着いて諦めずに立て直すことができた。(前を行く)瀬戸さんは見えていたし、最後は気持ちで泳ぎ切ることができた。狙っていた五輪出場を決められてほっとしている」と喜びを口にした。

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