パートを始めた理由と辞められなかった理由と1番大切なこと

小学校1年生の子どもがいるサンキュ!STYLEライターのきいろです。私は先日4年間働いていたパートの仕事を辞めました。私は割と整理が得意でものを手放すことにはあまり執着がありませんが、それ以外の「こと」を手放すのはむずかしいと思ってきました。個人的なことですが、パートが辛くて辞めようか迷っているというかたに参考になることもあるかと思い、綴ってみます。

パートを始めた理由

私がパートを始めたのは「小学校の校区内の保育園にあずけるため」という理由でした。私の住んでいる市は幼稚園はいろんな地区の子が通っているけど、保育園は同じ地区の子が集まっているので同じ保育園から同じ小学校に上がる子が多く、小学校入学時に知っている子が多い方が安心だと思いました。

そして実際に幼稚園も保育園も見学したり、話を聞いてみると、住んでいる市では幼稚園よりも保育園の方がのびのびとしていて、先生方も手厚くこどもを見てくれる印象がありました。

実際に通っていた保育園は安心して子どもを通わせることができましたし、同じ保育園のお友だちが小学校にもたくさんいたお陰で小学校の環境にも慣れることができ、保育園に通わせることができて本当によかったと思っています。

「とにかく保育園に入れたい」という理由で「自宅から通いやすく、土日がお休みで子どもの急な体調不良でも休みやすい」という条件で仕事を選びました。そして働き始めてからすぐに会社に違和感を感じました。この会社、社員やパートを大切にしない会社かも…と。

パートを辞められなかった理由

パートを始めた理由が「保育園に入れるため」だとしたら、辞められない理由は「保育園に通わせ続けたいから」でした。卒園しても「長期休みに学童保育にあずけるため」という理由で辞められませんでした。同じ保育園だった子が学童に通っている子が多かったため、子どもも学童を楽しんでいて「私が仕事を辞めたら学童に通わせてあげられなくなる、こどもの楽しみを奪ってしまう」と思っていました。
実際に子どもに学童に通えなくなってもいいか聞いてみたら嫌そうでした。

4年間の間に何度もパートを辞めたいと思ってきました。出勤前に心が重くなる感じがしていました。それでも辞めることになかなか自分でOKを出せなかったんです。あと「子どもの急な体調不良で休みやすい職場ってほかになかなかない」と思っていました。収入源が減ることにも不安がありました。

子どもの様子を見ていたら

小学校に通ってみて、子どもが新しい友だちと仲良く遊んだり、学校を楽しんでいる様子を聞いていたら、「この子はいろんな子と仲良くなれる力がある」と思いました。私は子どものころ、引っ込み思案で少ない友だちと深くつき合うタイプだったので「みんなと仲良くはならなくてもいい」と思っていました。でも自分の子には自分で楽しむ力があると気づけたことが大きな勇気になりました。もう少し子どもの力を信じて頼ってみてもいいかもと思いました。

1番大切なこと

たくさんの「辞められない理由」を探して、自分で自分を縛っていました。でも結局は変わることが怖かったんだと思います。
あるとき、もしあと1年で自分が死ぬとしたら絶対ここの職場にいたくないと思いました。お金よりもほかのどんなことよりも自分の心と身体の方が大事だと思いました。家族だってそんな辛い思いして働いてる自分を許してくれると思いました。もし私のように自分を追いつめているかたがいたら「逃げていいよ」と声をかけたいと思います。

◆この記事を書いたのは…きいろ
整理収納アドバイザー、クリンネスト。シンプル・サステナブル・整えるをテーマに暮らしの気づきや片づけのこと、サステナブルなアクションなどを投稿しています。

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