ロシア、米の批判一蹴 プーチン氏再選は「国民の団結明示」

[モスクワ 18日 ロイター] - ロシア大統領府(クレムリン)のペスコフ報道官は18日、プーチン大統領の再選について、「大統領に対する国民の支持および大統領を中心とした団結を雄弁に物語っている」という認識を示した。

出口調査によると、17日に開票されたロシア大統領選ではプーチン氏が87.8%という過去最高の得票率で圧勝した。

米ホワイトハウスが、反体制派の投獄や対抗馬の立候補阻止などを指摘し、ロシアの選挙は「明らかに自由でも公正でもない」と批判したことについては、ペスコフ報道官は「米国のこうした評価に強く反対する」と反発。「米国が事実上、ウクライナでの戦争に深く関与している国であることを踏まえれば、予測できる評価だ。米国は事実上、われわれと戦争状態にある国だ」と述べた。

さらに、西側諸国がロシアの選挙の不当性を訴えるのであれば、プーチン大統領に投じられた87%超の票が不当であると言っているのに等しく、「ばかげている」とも述べた。

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