黒部でイチゴ狩り満喫 輪島の2次避難者

イチゴ狩りを楽しむ輪島市からの避難家族=黒部市若栗

 能登半島地震で被災し、黒部市宇奈月温泉のホテルに2次避難している輪島市民が18日、黒部市内のハウス農園でイチゴ狩りを楽しみ、リフレッシュした。

 グリーンビジネス橋本(同市若栗)が被災者を元気づけたいと協力を申し出、ホテルと街なかを結んで市社会福祉協議会が運行している「買い物ささえあいバス」のルートに組み込んだ。

 27人が参加し、ハウスで栽培されている「紅ほっぺ」など4種の中から赤く色づいた実を摘んで味わい、「おいしい」「甘い」と歓声を上げた。79歳の女性は「人生で初めてのイチゴ狩り。宇奈月に移って以来、皆さんによくしてもらい、きょうも温かい気配りで、つらい気持ちも飛んでいった」と笑顔を見せた。

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