最後の巣立ち29人「本当にありがとう」 3月末で閉校の京都府亀岡市の中学校で卒業式

答辞で感謝の言葉や1、2年生へのエールを述べる卒業生(京都府亀岡市本梅町・育親中)

 3月末で閉校する京都府亀岡市本梅町の育親中で13日、卒業式が行われた。最後の卒業生29人が、3年間過ごしたまなびやを巣立った。

 和田純一校長から、1人ずつに卒業証書が手渡された。式辞で和田校長は「3年間の努力の結晶を誇らしく思ってほしい」と門出を祝い、校歌の歌詞「広く世界を 見やりつつ 大きく克(つよ)く 羽ばたかん」の言葉を送った。

 答辞では卒業生全員が舞台の前に立ち、代表して男女生徒2人が言葉を述べた。2人は沖縄への修学旅行や体育祭、文化祭など数々の思い出を振り返り、支えてくれた親や教職員らに「本当にありがとう」と感謝を口にした。

 4月から小中一貫の義務教育学校「育親学園」に生まれ変わることにも触れ、1、2年生に「初めてのことがたくさんあるかもしれないが、多くのことに挑戦し続けて」と激励した。

 丹波地域の中学校の卒業式は、同市と京丹波町が同日、南丹市は12日に行われた。

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