ノッティンガム・フォレストに勝ち点“4”剥奪処分…約66億円の財務規則違反

写真:今季のプレミアリーグにおいて勝ち点はく奪処分はエヴァートンに続いて2件目となる

プレミアリーグは現地時間3月18日、ノッティンガム・フォレストが「収益性と持続可能性に関する規則(PSR)」に違反したとして、勝ち点“4”ポイントの剥奪処分を科したことを発表した。

プレミアリーグは、ノッティンガム・フォレストが今年の1月にPSRに違反したことを認めたため、この件を独立委員会に付託していた。同クラブは、支出の許容額である6100万ポンド(約116億円)を3450万ポンド(約66億円)超過していたことが判明した。

独立委員会は、ノッティンガム・フォレストによる「早期の嘆願と協力」があったため、勝ち点の剥奪を6ポイントから4ポイントに減らしたと発表した。なお、当初プレミアリーグは勝ち点8ポイントの剥奪を主張していた。

この処分は即座に適用され、ノッティンガム・フォレストの勝ち点は25ポイントから21ポイントに。ルートン・タウンと入れ替わって降格圏である18位に順位を落とした。

また、この件を受けてノッティンガム・フォレストは、以下のように公式声明を発表した。

「我々に4ポイントの制裁を科し、即時適用するという独立委員会の決定に非常に失望している。また我々は、独立委員会がこの問題を迅速に処理することに同意してくれたことに感謝する。我々は、リーグ戦の健全性を保つために課徴金が発生したシーズン中に解決することが不可欠であると考えている」

「我々は、プレミアリーグが独立委員会に提出した書類の論調と内容に非常に落胆した。プレミアリーグと数カ月にわたって格段の協力関係を築いてきたにもかかわらず、このような事態が発生したことは予想外であり、プレミアリーグに対する信頼と信用を損なうものであった」

なお、ノッティンガム・フォレストはこの処分に不服があるとして、控訴することを検討している。

© 株式会社SPOTV JAPAN