"線路の上を歩ける"イベント開催へ 旧JR三江線の廃止6年記念でお花見&ウォーキングイベント 「トロッコ列車」の運行も予定

島根県江津市と広島県三次市を結んでいた旧JR三江線の廃止から2024年3月31日で丸6年になります。この日に合わせ、花見やウォーキングのイベントが開かれることになりました。

ホームが地上20メートルにある独特な構造で「天空の駅」と呼ばれ親しまれた旧宇都井駅(島根県邑南町)などを拠点に、廃線跡でのトロッコ列車運行などに取り組むNPO法人が、この日に合わせ「桜のお花見&廃線ウォーキングイベント」を開くことになりました。

NPO法人江の川鐡道によりますと、会場は邑南町にある旧作木口駅を使った作木口駅鉄道公園です。

31日午前10時半に出発し、江の川沿いに敷かれている線路の上を一部歩きながら、北隣の旧江平駅を目指します。

旧江平駅からは橋で対岸の国道375
号に渡り、廃線跡を見ながら作木口駅鉄道公園に戻る、約5キロのコースです。

この周辺では、江の川を挟んで旧三江線側が島根県邑南町、国道側が広島県三次市で、2つの県を行き来しながら歩くことになります。

参加料は大人(中学生以上)1000円、子ども500円で、NPOのホームページを通じて申し込めます(定員30人)。

当日は、公園南側の桜並木での花見や屋台の出店、三江線ゆかりの看板類の特別展示も予定されています。

さらに午後からは、直前に歩いた旧江平駅手前までの2キロ弱の線路で、トロッコ列車も運行されます(ウォーキングとは別料金)。

© 株式会社山陰放送