従業員10人に賃金287万円不払い 1か月に94時間の違法な残業も 運送事業者を書類送検

松山労働基準監督署は19日、愛媛県松山市に本社を置く運送事業者「ユニトラ」とその代表取締役を、従業員に賃金を支払わなかった最低賃金法と違法な時間外労働をさせた労働基準法の違反容疑で、松山地検に書類送検しました。

労基署によりますと、「ユニトラ」は従業員10人に対し、去年7月の給与(合計約287万円)を支払わなかったほか、そのうち1人に対し、労基署に届け出ていた「時間外労働に関する協定(36協定)」で定めた延長時間を超える、1か月に94時間13分の違法な時間外労働をさせた疑いが持たれています。

労基署は「ユニトラ」の認否を明らかにしていません。

© 株式会社あいテレビ