“新たな名物”お披露目 観光用人力車 「歴史ある寺町の風景を眺めてほしい」/岡山・津山市 

城西まちづくり協議会が購入した観光用の人力車のお披露目式が17日、岡山県津山市の作州民芸館で開かれた。関係者は、歴史ある城西地区の新たな名物にしようと意気込んでおり、4月から運行を開始する。

式では、クラウドファンディングで購入費を支援してくれた人たちへの感謝の言葉が述べられた。続いて除幕が行われ、真新しい人力車が姿を現すと、出席者から大きな拍手が送られた。乗車体験では地元の青壮年有志で結成した「城西人力車隊」のメンバーがゆっくりと引いて、乗り心地や景色を楽しんだ。

城西人力車隊の西岡弘起隊長は「たくさんの支援に感謝し、しっかりと活用していきたい。大正ロマン薫る町並みや歴史ある寺町の風景を眺めてもらい、城西地区の観光を盛り上げたい」と話した。

今後は、若手僧侶でつくる「城西若僧会」のまち巡りツアー「先達といくおかげめぐり」に帯同するなどして活用していく。

問い合わせは、城西まちづくり協議会(TEL:0868-22-8688)。

真新しい人力車

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