一戸建てから団地へ転居『お金をかけなくても家は整うし、家を好きになれば幸せになれる』

テンションが上がらなかった日々も、家を整えた今は快適で幸せです!散らかりが見えると疲れるから、優先度が高い料理・仕事・着替えに関するものはしっかり収納を確保。自分をいたわる部屋をご紹介します。

<教えてくれた人>
『サンキュ!』読者Mさん(東京都 36歳)
長男(8歳)、長女(5歳)を育てるシングルマザー。フルタイムで働きながら整理収納アドバイザー準1級を取得。お部屋と心を整えるサービスを提供中。インスタ@marco.tokyo

◎HOUSE DATA◎
賃貸、団地/築33年/3DK(63平米)

シングルになりテンション上がらない毎日だったけれど家を好きになった今は満たされています

3年前まで新築一戸建てに住んでいたMさん。夫と別れ団地への引っ越しが決まったときには「古くて簡素な家に、仕方なく住むような気がして、テンションが上がらなかった」と振り返ります。それでも「この家で人生を立て直さなくては!」と決心。「子どもと笑顔で暮らすために、母である私が元気でいられる毎日」を目指し、最小限の労力で生活できるよう、収納などを工夫。「快適になった今では、自分の優先順位がわかっていればお金をかけなくても家は整うし、家を好きになれば幸せになれると実感しています」。

料理・仕事・着替えの3カ所だけは収納を確保する

家中整えるのはムリだけれど、この3つさえ整えばうまくまわるんです!
「使う物だけが、出し入れしやすく収納されている」状態はとっても快適だけれど、家中を整える時間なんてありません!だから自分にとって優先順位の高い3カ所だけを整えて、乗り切っています。

【料理】収納不足・作業台不足を、ワゴンで解決して料理のストレス減!

キッチンの作業台が狭すぎたので、収納を兼ねたワゴンを購入。「じゃまにならない小さなサイズを選んだけれど、これだけで配膳準備が断然ラクに。料理をするのが楽しくなりました」。

【仕事】押し入れ上段を「私のお城」にしたら在宅ワークが快適になった!

居間の押し入れ上段に書類関連をひとまとめ。「あちこち探さないですむし、立ったまま物を出し入れできるから、仕事がはかどるんです」。手前を空けると作業台にもなり、奥まで有効活用できる!

ロールスクリーンをおろせばすっきり隠せてプロジェクターも映せる!

お客さんが来たときは散らかった物を押し入れに入れてロールスクリーンで目隠し。プロジェクターの投影にも使えます。ここで見るDVDは、お気に入りのトランクに収納。

【着替え】立ったまま服が出し入れできるとおしゃれが雑にならない!

ダイニングの押し入れ上段は、自分の服を見渡せるように収納。服選びがスムーズだし、出し入れがラクだから脱ぎ散らかすこともなし。「ここで畳んで、パッとしまえます」。

参照:『サンキュ!』2024年4月号「私にやさしい部屋にする。」より。掲載している情報は2024年2月現在のものです。撮影/キムアルム 構成・文/石川理恵 編集/サンキュ!編集部

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