「叔父が著名な経済学者…」本人は騙されていることに気づかず、詐欺を疑った人が通報し被害が発覚 うその投資話で約1200万円だまし取られる…女からSNSで友だち申請

鳥取県米子市に住む60代の男性が、うその投資話で、1210万円をだまし取られる被害が発生しました。

鳥取県警によりますと、2024年1月、この男性のフェイスブックに知らない女から友だち申請が届き、共通の趣味の話題をするようになった後、LINEでメッセージのやりとりをするようになりました。

女は、「叔父が著名な経済学者である」と話し、実在する著名人の名前をあげて、男性に金への投資を勧めてきたといいます。

男性は女に教えられたアプリを登録し、指定された口座に投資資金として、2月に4回にわたり合計1210万円を振り込みました。

この男性が詐欺被害に遭っているのではと疑った人から警察に相談があり、調べたところ、詐欺被害が分かりました。

被害に遭った男性は、自分がだまされていることに全く気付いていなかったということです。

警察は、SNSで知り合った面識のない人からの投資話を安易に信用せず、周囲に相談してほしい。
著名人の名前を語った投資広告は詐欺を疑ってほしい。
振込先の口座名義人が知らない個人名や毎回違う振込先を指示された場合は詐欺を疑ってほしい、などと注意を呼び掛けています。

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