路線バスの下敷きになり乗客の女性死亡 会津乗合自動車に行政処分 福島

今年2月、福島県会津若松市で路線バスを降りた乗客が、走り出したバスに巻き込まれ、死亡した事故について、東北運輸局福島運輸支局は「運転者に対する安全確認の指導監督が適切に行われていなかった」として、会津乗合自動車に文書警告の行政処分を行いました。

行政処分を受けたのは、会津若松市の会津乗合自動車です。

会津乗合自動車の路線バスは今年2月1日、会津若松市大町のバス停で、市内に住む乗客の女性(59)がバスを降りた時に転倒したことに気づかず、そのまま走り出しました。女性はバスの下敷きになり、死亡しました。

この事故を受け、福島運輸支局は2月27日、会津乗合自動車に対し監査を実施。その結果、国が定めるバス運転者に対する指導、監督の指針の11項目のうち、一部で適切に行われていなかったことが確認されたということです。具体的な内容は明らかにしていませんが「安全確認の点で適切ではないところが確認された」ということです。

福島運輸支局は3月13日付けで会津乗合自動車に文書警告の行政処分を行い、今後、改善されたか再確認することにしています。

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