神戸市灘区の六甲山牧場で、ヒツジの出産がピークを迎えている。小屋の中では、生まれたばかりの子ヒツジが親の背中に飛び乗ったり、「メェー」と小さな鳴き声で乳をねだったりしながらすくすくと育っている。
毛が白いコリデール種を中心に、9種約160頭を飼育している。例年春を前にベビーラッシュが始まる。今年は2月初めから3月末までに約20頭の誕生を見込む。親子が暮らす個室を今月末に公開し、成長の様子を見て4月中にも放牧する予定。
同牧場の新田兼右さん（32）は「子ヒツジたちは好奇心旺盛で、じっくり観察すると表情や性格もさまざまでおもしろい。温かく成長を見守ってください」とほほ笑む。
午前9時～午後5時。火曜休み。TEL078.891.0280 （大田将之）
