塩川鳥モツ、文化庁「100年フード」に認定 福島県喜多方市長に喜び報告

遠藤市長(左から2人目)に認定報告する栗村会長(同3人目)ら

 文化庁の「100年フード」に福島県喜多方市の「塩川鳥モツ」が認定されたことを受け、塩川鳥モツ伝承会は18日、市役所を訪れ、遠藤忠一市長に報告した。

 「塩川鳥モツ」は市内塩川町で親しまれてきた郷土料理で、鳥の皮を煮込んで作る。大正から昭和初期にかけ養鶏業が盛んになったことをきっかけとして、金銭的に商売にならなかった部位を家庭で食べてきたことがルーツとされる。

 同会の栗村典雄会長が認定証を披露するなどした。遠藤市長は「皆さんの取り組みが報われたと思う。バージョンアップを重ねて全国からの誘客につなげてほしい」とたたえた。

 「100年フード」は文化庁が地域に根付く食文化を認定している。「塩川鳥モツ」は今後100年の継承を目指す「未来」部門で選ばれた。

■加盟6店が記念フェア

 認定を記念して伝承会加盟の6店は19日から4月30日まで記念フェアを開いている。「塩川鳥モツ」を注文すると応募用紙がもらえ、アンケートに回答すると抽選で食事券が当たる。

 【加盟店】

 新常葉、丸市食堂、丸万食堂、みさお食堂、若竹、あじ庵食堂

(会津版)

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