全国初の芸備線再構築協議会 湯崎知事「鉄道ネットワークは国の責任で議論を」 26日に初会合

26日に始まるJR芸備線の再構築協議会について、広島県の湯崎知事は鉄道ネットワークの今後のあり方などについて、国の責任で議論する必要があるという考えを示しました。

広島県 湯崎英彦 知事
「全国的な問題として、そもそも鉄道ネットワークというのはどうあるべきなのか、どう維持していくのか、国の責任において、しっかりと議論する必要があるのではないか」

芸備線の備後庄原~備中神代間については、全国で初めて再構築協議会が設置され、26日に初会合が開かれる予定です。協議会にはJR西日本や県、庄原市などが参加し、3年を目安に存続か廃止か、方針を決めることになっています。

また協議会に関して、湯崎知事はコロナ禍が収束してJRの経営が回復する中、なぜ路線の維持ができないのか、JRに聞きたいと話しました。

湯崎英彦 知事
「JR各社は国鉄改革の時に不採算路線を含めて事業全体で採算確保されることを目指していったわけで、そのために事業用固定資産、広大な土地とかJR各社に承継されている経緯がある。路線が維持できないのであれば、なぜできないのかをていねいに説明してもらいたい」

JRには、芸備線利用促進のためのアイデアも提供してほしいと求めました。

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