イングランド代表がEURO2024に向けた新ユニフォームを発表!アウェイは「紫色」の“型破り”デザイン

イングランドサッカー協会(The FA)とキットサプライヤーのNikeは18日、UEFA欧州選手権(EURO2024)に向けたイングランド代表の新ユニフォームを発表した。

England 2024 Nike Home

イングランド代表 2024 Nike ホーム ユニフォーム

2024新ホームユニフォームは、ホワイトを基調にネイビーの配色という伝統的なスタイル。袖口には過去のトレーニングウェアに触発されたレッドとブルーを配し、その2色をミックスしたパープルの3色ボーダーをデザインする。

背面の首元には袖口と同じ色で国旗のセントジョージクロスをデザイン。ユニフォーム全体は一見シンプルでクラシックに見えるが、現代的な“ひねり”を加えた一着となっている。

このユニフォームで大きな特徴は、サッカーではあまり見かけないスタイルの襟かもしれない。

NikeやFAでは襟に対しての言及はないが、この珍しいスタイルはショールカラー(ショール襟)に近いだろうか。イングランドでは2012モデルでも似たような襟を採用していた。

Nikeでは10年ほど前のチームウェア(ポロシャツ)で、このタイプの襟を使ったことがある。また、かつてブラジル代表のユニフォームにはYネック風の襟を採用したこともあり、襟に関しては他のブランドとは異なるセンスを有している印象がある。

そして同時に発表となったアウェイユニフォームには、異色のカラーが登場した。

England 2024 Nike Away

イングランド代表 2024 Nike アウェイ ユニフォーム

新アウェイユニフォームはグレーのような色を基調としたデザイン。Nikeの色名では“ダークレーズン”で、正確にはパープル系となる。

これは過去のイングランドのクラシックなブルーとレッドを、モダンに組み合わせた色だという。確かにこの2色を混ぜるとパープルが生まれる。

今回のアウェイモデルの特徴的なデザインであるサイドパネルは、7つの色でイングランドの先進的なファッションをイメージしたもの。この国はどれだけ時代が変わろうとも、新しいファッションを生みだす力が尽きることはない。

過去の代表チームに敬意を表しながらも、異例のパープルを基調色に選び、サイドパネルには派手な7色をデザイン。このユニフォームは、伝統を尊重しながらも“型破り”を意識したものだという。

この新ホーム・アウェイ両ユニフォームは、3月にウェンブリー・スタジアムで行われる2つの親善試合(ブラジル戦、ベルギー戦)でデビューの予定だ。

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欧州選手権は4大会連続11回目の出場となるイングランド。6月に開幕するEURO2024ではグループCに所属し、スロベニア、デンマーク、セルビアと対戦する。

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