気象庁によりますと、西日本から東日本の上空約5500メートルには、20日にかけて氷点下36度以下の、この時期としては強い寒気が流れ込む見込みです。また、日本海西部には低気圧があって、20日朝にかけて急速に発達しながら北陸地方に進み、20日夜には日本の東でさらに発達する見込みです。
低気圧の発達に伴って、西日本から北日本の広い範囲で非常に強い風が吹いて、海上は大しけとなる所があるでしょう。また、上空寒気の影響により、西日本から東日本にかけては20日にかけて、大気の状態が非常に不安定となる見込みです。
西日本の日本海側と東日本では山沿いを中心に大雪となる所がある見込みです。上空寒気の強まりによっては、警報級の大雪となる地域が広がるおそれがあります。大雪や路面の凍結による交通障害に注意・警戒し、着雪やなだれに注意してください。
【暴風・高波の予想】
２０日に予想される最大風速（最大瞬間風速）は、
北陸地方、四国地方 ２５メートル（３５メートル）
東北地方、関東甲信地方、東海地方、近畿地方、中国地方
２３メートル（３５メートル）
九州北部地方 ２０メートル（３０メートル）
２０日に予想される波の高さは、
伊豆諸島 ７メートル
２１日に予想される波の高さは、
伊豆諸島 ７メートル
【大雪の予想】
２０日１８時までの２４時間に予想される降雪量は、多い所で、
中国地方 ４０センチ
関東甲信地方 ３０センチ
北陸地方 ２５センチ
中国地方では、20日明け方から夕方にかけて、雪を伴った非常に強い風が吹き、山陰の海上ではしける見込みです。山陰では、20日朝から昼過ぎにかけて、暴風や雪による見通しの悪化に警戒が必要です。21日にかけては、高波にも注意が必要です。山陽でも、強風や雪による見通しの悪化、高波に注意してください。
また、中国地方では山地を中心に大雪となり、現在の予想以上に雪雲が発達した場合には、山陰では、警報級の大雪となるおそれがあります。
20日朝から夜遅くにかけて、積雪や路面凍結による交通障害に十分注意してください。山陽でも北部の山地を中心に、20日昼前から夜遅くにかけて、積雪や路面凍結による交通障害に注意が必要です。中国地方では、電線や樹木への着雪、雪による倒木、なだれにも注意が必要です。ビニールハウスは倒壊のおそれがあるため注意してください。
【中国地方の風の予想】
２０日に予想される最大風速（最大瞬間風速）
山陽 陸上 １５メートル（３０メートル）
山陽 海上 ２０メートル（３０メートル）
山陰 陸上 ２０メートル（３５メートル）
山陰 海上 ２３メートル（３５メートル）
【中国地方の波の予想】
２０日に予想される波の高さ
山陽 ２メートル
山陰 ５メートル
【中国地方の雪の予想】
１９日１８時から２０日１８時までに予想される２４時間降雪量は、いずれも多い所で、
山陽 山地 ２５センチ
山陽 平地 １センチ
山陰 山地 ４０センチ
山陰 平地 １センチ
その後、２０日１８時から２１日１８時までに予想される２４時間降雪量は、いずれも多い所で、
山陽 山地 １０から２０センチ
山陽 平地 １から５センチ
山陰 山地 １０から２０センチ
山陰 平地 １から５センチ
