プーチン氏、情報機関FSBにロシア企業支援を指示 西側に対抗

Guy Faulconbridge

[モスクワ 19日 ロイター] - ロシアのプーチン大統領は19日、連邦保安局(FSB)に対し、ロシア企業が西側諸国が導入した制裁措置に対抗し、世界各地の新たな市場で勢力を拡大するのを支援するよう指示した。

FSBはソ連時代の国家保安委員会(KGB)の流れをくむ治安・情報機関。大統領選で圧勝したプーチン氏は首都モスクワ中心部のルビャンカにあるFSB本部で開かれたFSB年次会合で行った演説で、西側諸国はプロパガンダ、ハイテク技術、金融などの手段を用いてロシアに不和をもたらす危険な敵だと指摘。

FSBに対し「西側諸国の公然とした敵対行為に直面しながらも、新たな市場を開拓し、積極的に発展しているロシアの企業を支援する」よう指示した。

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