【シンガポール】AI活用の人材採用アプリ、日本で事業開始[IT]

人工知能(AI)を活用した人材採用プラットフォームを運営するシンガポールのIT企業ヨロ・テクノロジー(Yolo Technology)は19日、グローバル人材採用向けの自社アプリ「ボスジョブ(Bossjob)」を日本市場で展開すると発表した。

日本市場では、現地法人のヨロ・テクノロジー(東京都港区)を通じてサービスを提供する。海外企業で働きたい日本の求職者や外国人を採用したい日本企業をターゲットに据える。

ボスジョブは2017年に運用を開始。シンガポール、フィリピン、インドネシア、香港などで実績がある。世界で4万社が導入し、登録者数は300万人となっている。

独自開発の「AIタレントマッチングシステム」により、求職者にふさわしい仕事を提案し、企業の採用担当者に最適な人材を迅速に紹介できる。採用担当者は求職者とチャットで直接やりとりできるため、履歴書の送付や面接の設定などの採用プロセスが簡易化され、採用コストの削減も可能だ。

実装されているAI機能は無料で利用できる。企業が求人広告を出し、採用候補者とコミュニケーションを取るなど、採用に至るまでの基本機能の利用も費用がかからない。より積極的に採用活動を行いたい企業はサブスクリプション(定額制サービス)にアップグレードすることが可能だ。

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