ウクライナ首相、十分な弾薬確保に期待 4月までに

[19日 ロイター] - ウクライナのシュミハリ首相は19日、4月までに十分な弾薬を確保したいという考えを示した。欧州連合(EU)からの供給が遅れ、米国のウクライナ支援が議会の審議難航で停滞する中、ウクライナは弾薬不足に直面しており、中欧チェコが主導し弾薬の供給を進めている。

シュミハル氏は訪問先のルクセンブルクで「ルクセンブルクも参加するチェコ主導の構想がわれわれを支援すると期待しており、4月から前線での防衛強化に向け十分な弾薬が手に入るだろう」と述べた。

チェコのパベル大統領は今月、ロシアの侵攻が続くウクライナに80万発分の砲弾を供給する計画に必要な資金を確保したと明らかにした。

チェコ高官によると、初めの弾薬供給は遅くとも6月までに予定されているという。

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