ウクライナは存続危機、支援訴え 米長官、ロシア前進と指摘

オースティン米国防長官(ロイター=共同)

 【ワシントン共同】ウクライナ防衛支援の関係国会合が19日、ドイツ西部のラムシュタイン米空軍基地で開かれた。オースティン米国防長官は会合後の記者会見で、ロシアが戦場で兵員や物資を消耗しながらも徐々に前進していると指摘。「ウクライナの存続が危ない」と述べ、改めて支援を呼びかけた。

 オースティン氏は、ウクライナが深刻な弾薬不足に陥っているとの見方を示し「ウクライナへの投資は、われわれの安全保障への投資だ」と訴えた。米議会でウクライナ支援を含む緊急予算案の審議を早急に進める必要があるとした。

 「ウクライナは引き下がらないし、米国も同様だ」と強調した。

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