「天空の城」城下町を勇壮に武者行列 5年ぶり「竹田お城まつり」開催へ 朝来で4月7日

雲海に包まれた竹田城跡=朝来市和田山町竹田(2022年10月撮影)

 「天空の城」として知られる竹田城跡の麓に広がる朝来市和田山町竹田で4月7日午前9時から、「第21回朝来市わだやま竹田お城まつり」が開かれる。新型コロナウイルス感染症の流行で2019年を最後に中止しており、開催は5年ぶり。大人と子どもの武者行列に加えて、ダンスや歌のショーなどが繰り広げられる。(小日向務) ### ■騎馬が参加するのは24年ぶり

 竹田城を中心とする朝来市の歴史や文化、観光をアピールすることが狙いで、同まつり実行委員会が00年から開いてきた。

 武者行列は午後2時半~同4時、地元の和太鼓グループ「虎臥(とらふす)陣太鼓」を先頭に、JR竹田駅前の県道を練り歩く。地元の子どもらや大学生、住民ら約60人が参加。本隊では、竹田城主らに扮(ふん)した同市の藤岡勇市長や、松浦修三竹田区長が騎乗して行進し、侍や足軽役が周囲を固める。

 同駅近くの竹田地区コミュニティセンターでは、駐車場などにキッチンカーが並ぶほか、地元のアマチュアバンドなどによる演奏や生野高校生の研究発表「竹田城の魅力および竹田城を守れ」(午後2時5分)などがある。

 騎馬が参加するのは初回以来、24年ぶり。実行委の坂本弘幸・パレード部長は「久しぶりに桜の花に彩られた城下町にひづめの音が響く。地元の住民と一緒に周辺からの来場者も楽しんでほしい」と呼びかけている。

 情報館「天空の城」TEL079.674.2120

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