幻想的な「妖精の森」 茂木町の焼森山で「ミツマタ」が見ごろ迎える

とちぎテレビ

茂木町にある焼森山では、群生するミツマタが可憐な花を咲かせ始め、妖精が舞い降りたような幻想的な景色が広がっています。

茂木町の焼森山にあるミツマタの群生地。およそ7000平方メートルに7500株ほどのミツマタが群生していて、その幻想的な景色から「妖精の森」と呼ばれています。

枝が3つに分かれて伸びることから名付けられミツマタは、古くから高級和紙の材料として活用されてきました。

焼森山のミツマタは、戦時中に紙不足を心配した地元の人によって植えられたのがはじまりです。2005年に近くの茂木中学校の改築で使用するため周辺の杉の木を伐採したところ、群生地が広がりました。

2024年は、寒さと雪の影響から例年と比べて開花が遅れていて、3月19日の時点でまだ5分咲きとなっています。

しかし、すでに妖精が舞い降りたような幻想的な景色が広がっていて、県内外から訪れた人たちは、可憐な花を写真に収めていました。

焼森山のミツマタは、23日ごろにも満開を迎え、3月いっぱい楽しめそうだということです。

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