長崎・対馬市議会 副市長2人体制へ 比田勝市政で初めて

 長崎県対馬市の比田勝尚喜市長は19日の定例市議会一般質問で、現行1人の副市長を2人にする意向を示した。実現すれば、2016年に比田勝氏が市長に就任して以来初の2人体制となる。
 「漁業、観光業の振興などに向け、充実した行政運営を図るべきだ」とただした船越洋一議員(新政会)への答弁。
 比田勝氏は3選を果たした市長選(3日投開票)を振り返り「選挙戦で(漁業や観光業などの振興を求める)さまざまな市民の声をいただいた。その実現に向け最大限の力を注ぐため、副市長2人体制で3期目に取り組みたい」と明言。取材に対し、4月以降の臨時会などで人事案を提案する考えを示した。
 副市長の任期は4年。市の条例によると、定数は3人以内とされている。現在は、俵輝孝氏が20年5月1日から務めている。

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