長崎・佐世保市議会 中3の給食無償化来月開始 関連議案など可決し閉会

 定例佐世保市議会は19日、最終本会議を開き、総額1211億5100万円の2024年度一般会計当初予算案や人事案件など計64件を可決、同意するなどして閉会した。前回定例会から継続審査となっていた中3の給食費無償化関連の議案も可決した。4月からスタートする。
 対象者の狭さなどを理由に継続審査となっていた給食費の無償化は、今定例会で市教委が26年度までに対象を全学年に拡大する意向を表明。審査した文教厚生委の鶴大地委員長は本会議で、付帯決議をした上で全会一致で委員会可決したことを報告した。
 付帯決議は▽無償化の恩恵を受けない人への支援を24年度中に整備・拡充する▽対象学年の拡大に向けた工程表(ロードマップ)と財源確保の具体策を示す▽ロードマップの進捗(しんちょく)を報告する-の3項目。
 給食費の無償化とともに、宮島大典市長の子ども・子育て支援の目玉施策の一つ、第2子以降の保育料無償化に向けた予算も可決した

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