「潮風トレイル」全線開通5周年記念イベント開催へ 宮古で6月

 

 【東京支社】環境省は6月、岩手県沿岸部を含む長距離自然歩道「みちのく潮風トレイル」の全線開通5周年に合わせて宮古市で記念イベントを開く。式典や景勝地を巡るトレイルウオークを企画。美しい景観や東日本大震災の教訓を伝えるコースは、英有力紙が取り上げるなど海外の評価も高く、一層の利用や魅力発信につなげる。

 潮風トレイルは、八戸市と福島県相馬市を結ぶ全長1025キロの自然歩道。震災を経て、被災地に人を呼び込む復興支援策として検討が進み、19年6月9日に全線が開通した。

 記念企画として6月8日に宮古市のイーストピアみやこで式典を行い、基調講演や取り組み紹介、対談などを予定する。翌9日に浄土ケ浜などを巡るトレイルウオークを計画。八戸市でも5月26日にウオーキングイベントを開く予定で、詳細は今後詰める。

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