38年間ありがとう川井中校舎 4月から小学校に併設

川井中の卒業生も校舎との別れを惜しんだ

 宮古市箱石の川井中(大越淳校長、生徒11人)で17日、校舎に感謝を伝える会が開かれた。4月から同市の川井小校舎に併設されるため、38年間にわたり地域とともに歩んだ学びやは役目を終える。在校生や卒業生らが思い出を胸に刻み、場所は変わっても歴史や伝統を継承していくと誓った。

 川井中PTA(黒沢良一会長)が主催し、山本正徳市長や地域の関係者ら約70人が出席した。生徒たちが新型コロナウイルス禍の地域を元気づけようと2023年度に始めた「川井中しらかば太鼓」がオープニングを飾り、「未来につなげたい川井の良さ」をまとめた映像も流した。

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