ハウスビワ、今年は豊作 JA長崎せいひ 出発式

持ち寄ったハウスビワを並べる生産者=長崎市宮崎町、JA長崎せいひ三和支店びわ集出荷場

 日本一の生産量を誇るビワの産地、長崎県長崎市の茂木、三和地区の生産者でつくるJA長崎せいひ長崎ハウスびわ部会(森純幸部会長)は19日、ハウスビワの出荷が本格化するのを前に、出発式を開いた。今年は豊作で前年より5トン多い110トンの出荷を計画している。
 昨年は夏から秋にかけて暑い日が続いて生育が遅れたため、出荷は前年よりも約1カ月遅れの2月28日にスタート。出来は上々で4月中旬にピークを迎える。来月以降は露地ビワの出荷も始まる。
 出発式には生産者ら約60人が出席。持ち寄ったみずみずしいビワの出荷を見送った。この日は約464キロを関東や関西向けに出荷したという。森部会長は「甘くてジューシーなビワに仕上がっている。大切に育てたので一つ一つ味わって楽しんでもらいたい」と話した。

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