マドリー、バイエルン、ミランの間で左SBを巡る玉突き移籍が発生か? 鍵を握る“第4のクラブ”も

今夏の移籍市場で、ビッグクラブ同士の玉突き移籍が発生する可能性があるようだ。スペイン紙『ムンド・デポルティボ』が報じている。

レアル・マドリーが今夏、キリアン・エムバペと並ぶターゲットとして獲得を狙っているのが、バイエルンの左SBアルフォンソ・デイビスだ。バイエルンは2025年6月で満了するデイビスとの契約延長を目ざしているが、条件面で折り合わず、交渉は難航している。

このまま交渉がまとまらない場合は、大きな移籍金が生じるラストチャンスの今夏、放出に踏み切る可能性は十分考えられる。R・マドリーとしても、近年レギュラーが定まらなかった左SBにこの23歳の韋駄天を獲得できれば、この上ない戦力だろう。

一方、バイエルンがデイビスの後釜として調査をしているのが、ミランの左SBテオ・エルナンデズ。テオの実兄リュカ(現パリ・サンジェルマン)が19~23年までバイエルンに在籍していて、ミュンヘンでの暮らしとなれば、いいアドバイスをくれるはずだ。

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そしてミランはテオを売却した場合、後釜の確保に動く必要があり、その候補としてR・マドリーの左SBフェルラン・メンディの名前が挙がっているという。R・マドリーとメンディの契約は25年6月までで、デイビス加入となれば控えに回ることが濃厚だ。

バイエルン同様、R・マドリーは移籍金を得る最後のチャンスとして、メンディを今夏の売却候補として考えている。ミラン行きの可能性はありそうだ。

さらに記事では“第4のクラブ”が参戦する可能性を示唆している。パリSGだ。同じく左SBの獲得を狙っていて、その候補にテオとメンディがリストアップされているという。今夏、ビッグクラブによる左SBの玉突き移籍は起きるのだろうか。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部

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