古道具店開業へクラファン募る カフェやギャラリーも併設 群馬・みどり市

家具店跡に古道具を運び込む栗原代表

 群馬県みどり市大間々町のチャレンジショップで起業を目指していた古道具店「古材古道具屋ひの芽」を経営する栗原大輔代表(30)は、同所近くの家具店跡を改装して5月から営業を開始するため、クラウドファンディング(CF)で開業資金を募っている。

 新店舗は旧松葉屋家具店だった3階建てビル。延べ床面積約700平方メートルで1階にカフェ、キッズスペース、ギャラリーを併設。2、3階に古材・古道具を展示する。空き家や空き店舗の不動産相談窓口も設ける考え。

 旧家具店は2010年1月に閉店。開業に当たり、水道・電気工事、屋根の修理などで約1千万円の経費がかかる見込み。この費用のうち100万円をCFサイト「For Good(フォーグッド)」で31日まで募っている。目標額に達しなくても支援は成立する。

 栗原代表は「数カ月のチャレンジショップ経験で、大間々町の魅力に気付いた。ぜひこの町で新しい店を構え、古道具ビジネスを広げていきたい」と意欲を燃やす。

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