サッカー=仏代表監督、エムバペのプレー時間削減は代表に恩恵

[19日 ロイター] - サッカーのフランス代表を率いるディディエ・デシャン監督は、フランス1部パリ・サンジェルマン(PSG)に所属するFWキリアン・エムバペのプレー時間が削減されていることが代表に恩恵をもたらすとの見解を示している。

フランス代表は今夏に2024年欧州選手権(ユーロ)と五輪に出場予定。2つの大会を控えた状況で、チームの主将であるエムバペが所属クラブで2月14日から今月17日にかけてフル出場したのはわずか3試合となっている。

この件について問われたデシャン監督は18日、「主要大会の前に身体面でフレッシュな状態にあることは重要だ」とコメント。シーズン終了後はどの選手にも疲労が見られるとし「それが少しでも軽減されるなら(一層良いことだ)」と語った。

今シーズン終了後に自由契約で退団することをPSGに伝えているエムバペは、五輪出場に意欲を見せている。だが、新天地候補のレアル・マドリード(スペイン)は五輪への選手派遣を認めない意向。デシャン監督は、五輪が国際サッカー連盟(FIFA)の公式戦ではないため、レアルがノーというのであれば仕方がないとも述べている。

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