新・羽前山辺駅、23日供用開始 JR左沢線・建て替え、ニット編み目模様あしらう

23日に供用を開始するJR左沢線の羽前山辺駅=山辺町

 老朽化のため建て替え工事を行っていた山辺町のJR左沢線羽前山辺駅が完成し、23日に供用を開始する。同町で盛んなニット産業にちなみ、編み目模様をあしらった駅舎が、新たな町内の鉄道の玄関口となる。

 JR東日本左沢線統括センターによると、新駅舎は木造平屋で延べ床面積約40平方メートル。コンパクト化を図り、広さは3分の1程度に縮小した。待合室は木をふんだんに使い、温かみのある空間になった。待合室と通路を可動式の壁で仕切り、開放的で柔軟に使えるようにした。今後、地元の山辺高生らが催しなどで活用していく。

 24日午前10時からセレモニーを行う。駅利用者に先着順で記念品を配布する。

© 株式会社山形新聞社