米政権のEV燃費換算基準、当初案から緩和 メーカーに対応余地

David Shepardson

[ワシントン 19日 ロイター] - バイデン米政権は19日、電気自動車(EV)の石油換算燃費基準を公表した。ガソリンを大量に消費する自動車の生産を縮小しなければ、数十億ドルの罰金を科すとした当初の案からは後退した内容で、自動車メーカー側が大きな勝利を収めた格好だ。

米政権は当初、2027年にEVの石油換算燃費を72%引き下げる案を示していた。この日示された最終基準では、30年までに段階的に計65%引き下げることとし、メーカーが対応するまでの猶予期間が長くなった。

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