留学生が尾花沢の魅力発見 ツアーで銀山温泉など巡る

工場内を見学する参加者=尾花沢市

 東北地方で学ぶ留学生が尾花沢市内の企業や銀山温泉を巡る「尾花沢おしごと発見ツアー」が19日、市内で行われ、職業や地域の魅力を肌で感じ取った。

 将来的な移住・定住につなげようと市移住推進協議会が企画し、東北電子専門学校(仙台市)の国際ビジネス科に在籍するベトナムやネパール、スリランカ出身の計21人が参加した。プラスチック部品製造「最上世紀」、建築鉄骨製造「ミツワ鐵工(てっこう)」を巡り、担当者から会社概要や経営理念、求めている人材などについて説明を聞き、従業員が働く様子も見学した。

 ミツワ鐵工ではベトナム出身の社員が働いており、同国出身の参加者の一人、グェン・テイ・タン・フェンさん(30)は親友と再会した時のように喜んだ。母国語で会話し「仕事の中身や食べ物、日本語の勉強などいろいろ質問できた」と満足そうだった。

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