初めて実現する大谷翔平vsダルビッシュ有の“侍ジャパン対決”に米興奮! 激闘のWBC決勝が再脚光「ちょうど1年前は…」

初対決に熱い視線が注がれている。

3月20日、韓国・ソウルにある高尺スカイドームでサンディエゴ・パドレスとの開幕戦を迎えるロサンゼルス・ドジャース。大谷翔平は「2番・指名打者」での先発出場が発表され、パドレスの開幕投手を務めるダルビッシュ有との「侍ジャパン対決」が大きな注目を集めている。

昨年のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)では日本代表のユニホームに袖を通した大谷とダルビッシュ。大谷は唯一無二の二刀流として投打で活躍し、決勝のアメリカ戦ではクローザーとして登板。ロサンゼルス・エンジェルスの盟友マイク・トラウトとの直接対決はWBC史上屈指の名勝負として、今も語り継がれている。

一方で2009年のWBC優勝以来、14年ぶりに代表入りしたダルビッシュは宮崎合宿からチームに帯同。兄貴肌なリーダーシップと卓越した投球理論は佐々木朗希(ロッテ)や山本由伸(現ドジャース)など若武者のハートを掴み、栗山英樹監督(当時)からは「ダルビッシュ・ジャパン」と評されるほど、厚い信頼を得た。両雄は強烈な存在感を発揮して、日本を3度目の世界一に導いた。
意外にもメジャーリーグで初めて顔を合わせる大谷とダルビッシュ。『MLB Network』などでリポーターを務める敏腕記者のジョン・モロシ氏は自身の公式X(旧ツイッター)に「過去、ショウヘイ・オオタニはMLBで2871人の投手と対峙している。今夜、彼はレギュラーシーズンで初めてユウ・ダルビッシュと対戦する。オオタニとダルビッシュはともに、NPBの北海道日本ハムファイターズや侍ジャパンのチームメイトだった」と綴り、WBCを沸かせた投打のスター同士の対戦に胸を踊らせている。

同氏の投稿には、WBCを連日のように現地取材したショーン・スプレッドリング氏が即反応。2人の直接対決を同氏も楽しみにしているようだ。

スプレッドリング記者は「ちょうど1年前」と書き出し、WBC決勝後の大谷とダルビッシュのツーショットを公開。侍ジャパンのために野球世界一をかけて戦った両雄が、今日はライバルとして迎える試合に感慨深いリアクションを示している。

大谷とダルビッシュが激突するMLB開幕戦は午後7時5分にプレイボール。いよいよ大谷のメジャー7年目のシーズンが幕を開ける。

構成●THE DIGEST編集部

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