桐生大(群馬)とイオンが覚書を締結 地域の発展、健康増進で連携協力

 東武太田駅前で2027年4月の新キャンパス開設を目指す桐生大・短期大学部(山崎純一学長)は19日、群馬県みどり市の同大で全国でショッピングモールを展開するイオンモール(千葉市)と「産学連携協力に関する連携覚書」を締結した。県内の大学では初の締結で、今後は地域社会の持続的な発展や健康増進などに向けた取り組みで連携協力していく。

 イオン太田の増床開店に向けて、昨夏に桐生短大アート・デザイン学科の学生が「未来の太田駅と同モールを結ぶイメージ図」の製作を手がけたのがきっかけ。今月24日には同学科生の指導で、工事用仮囲いを子どもたちの手形で彩るワークショップも予定されている。

 山崎学長は「新キャンパス開設をにらみ、健康講座や栄養学をテーマにした講演なども展開したい」と強調。イオンモールの阿蔵美鈴北関東・甲信越事業部長は「地域と連携する取り組みを積極的に進めたい」とした。

© 株式会社上毛新聞社