150年の歴史に幕 大田原市の湯津上小学校で閉校式 「ゆずっ子魂は永遠に」

とちぎテレビ

児童の数の減少で今年度限りで150年の歴史に幕を下ろす大田原市の小学校で20日、閉校式が行われました。

明治7年、1874年に前身となる学び舎が創設され、150年間にわたって多くの子どもたちを育んできた湯津上小学校。

しかし、児童の減少から大田原市は、この地域の佐良土小、蛭田小と統合し、4月から名称はそのまま「湯津上小」を使う形で新しい小学校をスタートさせます。

佐藤慶子校長は「この1年、運動会などみんなで一体となって感動的な時間を過ごすことが出来ました」とあいさつし、学校のシンボルだった校旗を篠山充教育長に返納しました。

新しい湯津上小では校章なども変わる予定で、慣れ親しんだ校歌も20日が最後です。

児童代表の木村丈太朗さんは「湯津上小は誇りです」とあいさつ。みんなで元気に学校の思い出を発表するなど感謝の気持ちを伝えました。

そして、最後は児童や地域の人が風船を手に校庭へ。風船には思い思いのメッセージを記しました。

カウントダウンに合わせておよそ5百個の風船が一斉に空に放たれ、湯津上小の150年の歴史に幕を下ろしました。

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