【香港】スポーツ団体、7万人の会員情報流出か[社会]

香港の個人情報監督機関、香港個人資料私隠専員公署(私隠公署、PCPD)は19日、香港のスポーツ団体の一つ南華体育会(SCAA)から、サイバー攻撃を受けて会員約7万人分の個人情報が漏えいした可能性があるとの通報があり、調査を開始したと発表した。

私隠公署は18日に南華体育会から報告を受けた。会員の氏名や香港身分証(IDカード)番号、旅券(パスポート)番号、住所、電子メールアドレス、電話番号、生年月日、顔写真などの個人情報が外部に流出した可能性がある。

私隠公署は南華体育会の会員に対し、自身の個人情報流出の疑いがあれば同署に報告するよう求めている。また、不審な電子メールやショートメッセージサービス(SMS)などに注意を払い、身に覚えのない取引がないか、銀行の取引明細を確認するよう呼びかけた。

南華体育会は18日、フェイスブックへの投稿で、17日にコンピューターのサーバーが第三者から不正アクセスを受けたと明かし、会員に謝罪している。

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