【カンボジア】シエムレアプ空港利用者、1日5千人に倍増[運輸]

カンボジア北西部シエムレアプ州のシエムレアプ・アンコール国際空港の利用者が1日当たり平均5,000人となった。移転前に使われていた旧シエムレアプ国際空港の2023年10月時点の利用者数は2,600人で、ほぼ倍増したことになる。発着回数は1日当たり平均50回となっている。クメール・タイムズ(電子版)が19日伝えた。

シエムレアプ・アンコール国際空港の当局者が先週、利用者数、便数などを明らかにした。同空港には現在、東南アジア諸国連合(ASEAN)の6カ国、中国、韓国の航空会社が乗り入れている。当局は現在、中国や韓国などの航空会社に増便を要請している。

同空港は23年11月16日に開港。シエムレアプ市中心部から約50キロメートルに位置する。国際民間航空機関(ICAO)の基準コード「4E」の条件を満たし、長距離路線に対応できる3,600メートルの滑走路を備えている。

年間の旅客収容能力は700万人、貨物処理能力は1万トン、発着枠は6万5,800回。2040年にはそれぞれ1,200万人、2万6,000トン、11万2,700回に拡大する見通し。

建設は、中国・雲南省投資控股集団(雲投集団)傘下のアンコール・インターナショナル・エアポート・インベストメント(AIAI)が請け負った。総投資額は11億米ドル(約1,660億円)。

© 株式会社NNA