新バイパス7キロが開通 上信自動車道 群馬の草津、嬬恋、長野原へのアクセス向上

上信自動車道吾妻西バイパスの開通を祝い、式典でテープカットする関係者=20日午前10時45分ごろ

 群馬県が東吾妻町で整備を進めてきた上信自動車道の吾妻西バイパス(厚田インターチェンジ―松谷東交差点)の約7キロが20日、開通した。県央部から長野原、嬬恋、草津方面へのアクセス向上が見込まれ、沿線の関係者らが開通を祝った。

 開通を前にした県主催の記念式典が同町岩下で開かれ、上信自動車道建設促進期成同盟会を構成する沿線市町村のほか、国、県の関係者や施工業者ら約110人が出席した。

 山本一太知事は「災害時にも機能する強靱(きょうじん)な道路ネットワークとして、観光振興や経済・産業活動を支える道路として、大きな役割を果たすと期待。全線開通に向けてしっかり取り組む」とあいさつした。

 上信自動車道は渋川市から吾妻郡を横断し、長野県東御市に至る約83キロの高規格道路。吾妻西バイパスを含めて7区間の計29.6キロが開通した。

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