午後も北風冷たく風冷え 週末以降は気温高めも雨の日多く菜種梅雨に 西日本中心に大雨のおそれ

21日(木)の各地の天気予報

 きょう21日(木)は冬型の天気で、午後も日本海側では山陰から東北にかけて雪が降りやすくなりそうだ。太平洋側は晴れる所が多いが、冷たい北よりの風が吹いて風冷えが続く見込み。真冬並みの寒さの所もあるため、寒さ対策が必要となる。あす22日(金)からは気温が上向いてくるが、週末からは春の長雨となりそうだ。特に24日(日)から26日(火)にかけては、西日本を中心に大雨になるおそれがある。

■冬型の天気分布

(上)午前9時の実況天気図 (下)21日(木)午後3時の雪や雨の予想

 きょうは西高東低の冬型の気圧配置で、日本海側では断続的に雪雲や雨雲が流れ込んでいる。午後は雪の範囲は狭まるが、山陰から東北にかけて雪の降る所がありそうだ。引き続き、なだれや落雪などに注意が必要となる。一方、太平洋側は午後も晴れる所が多いが、気温はこの時季としては低く、北よりの風が冷たく吹きそうだ。真冬並みの寒さの所もあるため、暖かくして過ごしたい。

■金曜日は日本海側の天気も回復へ 寒さも緩む

(上)22日(金)朝の天気分布 (下)22日(金)夜遅くの天気分布

 あす22日(金)も北陸や東北の日本海側では昼頃まで雪の残る所があるが、次第に止んでくる見込み。その他は午前中から晴れる所が多く、寒さは緩みそうだ。気温は上向く傾向だが、天気の移り変わりは早く、晴天は長くは続かない見込み。西日本では次第に雲が広がり出し、天気は下り坂に向かいそうだ。

■週末から春の長雨 西日本中心に警報級の大雨のおそれも

週間天気予報

 週末からは前線や低気圧の影響をうけるため、しばらく天気はぐずつき、菜種梅雨となりそうだ。特に前線が停滞する24日(日)から26日(火)にかけては、⻄⽇本を中⼼に警報級の⼤⾬となるおそれがある。西日本や東日本は太平洋側を中心に活発な雨雲がかかりやすく、雨が長引くことが予想される。風が強まって荒れた天気となる所があるため、注意が必要だ。(菜種梅雨とは、3月中旬~4月頃、菜の花が咲く頃の春の長雨のことで、梅雨に先駆けて起こる季節現象)
(気象予報士・多胡安那)

© 株式会社ウェザーマップ