2月の広島県内企業の倒産件数は19件で、9か月連続で前年同月を上回ったことが民間の調査会社のまとめでわかりました。
帝国データバンク広島支店によりますと、2月の県内企業の倒産件数は前年比で8件多い19件でした。前の年の同じ月を上回るのは9か月連続となりました。
負債総額は17億2700万円でした。
業種別では「建設」が6件で最も多く、次いで「製造」と「小売」がいずれも4件でした。
倒産の主な要因は19件のうち17件が「販売不振」でした。
帝国データバンクでは「実質賃金が20か月以上連続して前年同月を下回り、個人消費の下押し要因になっている。中小・零細企業は価格転嫁力も弱く、大手企業との格差は大きい」としています。