米アポロ、パラマウント・ピクチャーズに110億ドルで買収提案=消息筋

Dawn Chmielewski

[20日 ロイター] - 米プライベートエクイティ企業、アポロ・グローバル・マネジメントは、米映画スタジオのパラマウント・ピクチャーズに対し、110億ドルで買収を提案した。消息筋が明らかにした。

パラマウント・ピクチャーズは「ゴッドファーザー」、「スタートレック」、「インディ・ジョーンズ」など高価な作品を抱えるスタジオ。過去数年間に多くの買収提案を受けたが、親会社のメディア大手パラマウント・グローバルを実質的に支配するシャリ・レッドストーン氏が売却を渋ってきた。

ただ、世界的なエンターテインメント事業の不振によってパラマウント・グローバルの時価総額は数十億ドル吹き飛んでおり、レッドストーン家は複数の選択肢を模索中だ。

米メディア界の大物バイロン・アレン氏は先に、パラマウント・グローバルに300億ドルで買収提案を行った。同氏の企業が1月にロイターに確認した。

パラマウント・グローバルはコメントを控えた。アポロのコメントも得られていない。

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