花摘みや水面テラス ぐんまフラワーパーク(前橋市)が全面リニューアル 来年4月にオープン

リニューアルするぐんまフラワーパークのイメージ

 改修中のぐんまフラワーパーク(群馬県前橋市)について、山本一太知事は21日の定例記者会見で、花摘みをはじめ多彩な体験を楽しめる施設とするリニューアルの全体像を発表した。来年4月のオープンを予定している。

 花を見るだけでなく、五感で楽しめる施設を目指す。例えば屋内施設の「ひだまりサイト」にはアスレチック遊具を設け、子どもが鳥や虫の目線で植物に親しめるようにする。花を摘み、持ち帰れる体験も提供する。

 レストランやカフェでは県産農産物や、食べられる花を使ったメニューを提供する。水上の花畑をイメージしたテラスも設ける。

 総事業費は約46億円。年間入場者は、リニューアル前の18万人から40万人に増える見込み。施設維持のため、県はこれまで年1.7億円の指定管理料を負担していたが、リニューアル後はゼロにする。逆に収益の一部の納付を受け、20年間で計6.4億円の収入を目指す。

 山本知事は「どこにもない唯一無二の施設に生まれ変わらせることができると信じている。県内外から多くの人が訪れる空間をつくり上げたい」とした。

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