市営住宅で1部屋全焼、1人死亡 今月「乾燥注意報」が14日間、火の取り扱い注意 福島・いわき市

福島県いわき市の市営住宅で未明に火事があり、焼け跡から1人の遺体が見つかりました。

水津邦治アナウンサー「アパートの2階から煙と炎が出ています。消防による消火活動が続いています」

未明の静かな市営住宅に、消防のサイレンが鳴り響きました。火事があったのは、いわき市鹿島町の市営住宅で、21日午前0時すぎ、近所の人から「建物が燃えている」と消防に通報がありました。

火はおよそ1時間半後に消し止められましたが、木造一部コンクリート建ての市営住宅の2階の1部屋を全焼、隣の部屋の一部も焼けました。この火事で、焼け跡から性別がわからない1人の遺体が見つかりました。

警察では、火元の部屋に1人で住んでいた中川義一さん(80)と火事のあと連絡が取れないことから、遺体は中川さんの可能性もあるとみて身元の確認を進めています。また火が出た詳しい原因を調べています。火事があった現場はいわき市の中心部から南に8キロほど離れた市営住宅です。

いわき市では今月、21日を含めて14日間乾燥注意報が出ていて、消防では火の取り扱いに注意するよう呼びかけています。

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