「食べてサクラを感じていただければ」特産品が生んだ「桜葉葛ぷりん」絶妙な色合いと食感を【しずおか産】

桜の花見のお供になりそうな見た目も華やかなスイーツ。3月、静岡県松崎町に新しい特産品が誕生しました。「桜葉葛ぷりん」です。桜葉が香るプリンと、桜ゼリーの2層になっていて食感の違いを楽しめます。

【写真を見る】「食べてサクラを感じていただければ」特産品が生んだ「桜葉葛ぷりん」絶妙な色合いと食感を【しずおか産】

<柴田寛人記者>
「おいしい。さわやかな甘さと、桜葉のしょっぱさが、アクセントになっています」

開発したのは松崎町商工会の女性部。町に新たな観光客を呼び込もうと約3年にわたり試行錯誤を重ね、3月に4つの新たな特産品をお披露目しました。その中の1つが、松崎町が日本一の生産量を誇る桜葉を使った「桜葉葛ぷりん」です。

<松崎町商工会女性部 土田明美部長>
「桜の香りがする葛もあいまって、年代問わずいただけるプリンになっている」

女性部のメンバーが営む地元の洋菓子店です。

<洋菓子店『ル・グッテ』深沢順子店主>
「最初に牛乳の中にこれを入れるんですね。これが桜葉のミンチです。これでいったん沸かして、桜葉の香りを。牛乳に香りを付けます。香りとしょっぱさが残るので、このしょっぱさが、なかなか味のアクセントに」

塩味がきいた桜葉と葛を合わせたプリンの上に、桜ゼリーを流し込んで完成です。

<洋菓子店『ル・グッテ』深沢順子店主>
「こだわったのは色合いと、下のプリンと微妙に違う食感というのが出たらいいなと思いまして。ゼリーの固さがちょっと緩かったりとか、あまり固すぎると、下のプリンとのバランスが悪いとか、その辺も意外と固めるまで結構難しかったですね」

町の魅力を再発見するきっかけとなるよう、今後は町内の道の駅や宿泊施設での販売も検討しているといいます。

<洋菓子店『ル・グッテ』深沢順子店主>
「松崎といえば、桜の時期が一番美しい季節なので、来ていただくだけじゃなくて、食べても桜を感じていただければというか、一番いい季節に召し上がっていただきたいなと」

© 静岡放送株式会社