「私的な利用なのかは、違うんじゃないか」告発された市議会議員が否定 個人情報を選挙時に利用か=静岡・下田市

静岡県下田市の空き家バンク事業の60人分の個人情報を選挙運動に利用したとして、告発されていた下田市議が3月21日、市役所で会見を開き、個人情報の私的な利用を否定しました。

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<岡崎大五下田市議>
「(市民に)ご心配とご憂慮、並びにご心痛をおかけしていますことを謹んでお詫び申し上げます」

会見の冒頭で深々と頭を下げたのは下田市の岡崎大五市議。岡崎市議は、理事長として携わっていた空き家バンク事業の登録者60人分の個人情報を2023年4月の下田市議選で選挙運動用のはがきを送るために利用していたとして、下田市に刑事告発されていました。

3月21日の会見で岡崎市議は、一連の騒ぎについては謝罪したものの、はがきを出した相手はもともと知り合いで、告発されるようなものではないとの見解を示しました。

<岡崎大五下田市議>
「私は、友達の中でも、親しくお付き合いをさせていただいていると思っている方にお手紙をお出ししたという認識でおりまして、それが個人情報の漏えいによる私的な利用なのかは、それは、僕は違うんじゃないかということを最初から言っている」

一方、下田市の松木正一郎市長は…。

<下田市 松木正一郎市長>
「それ(個人情報)を一部の個人的な目的で利用されたおそれがあるということは、ゆゆしき事態であって、私どもとしては、これは厳正に対処しなきゃいけないと思っているところです」

下田市の告発状について、警察が受理したという連絡は入っていないということです。

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